2011年6月14日火曜日

星組 柚希礼音さん

宝塚の名作の一つである「ノバ・ボサ・ノバ」、前回は雪組の轟さんの主演で観劇した記憶があります。
何度も再演され、どれもこれも素晴しいのですが、今回の星組も素晴しい。
一番最初に観た時に、宝塚って歌劇団の名に相応しい、歌って踊っての世界なんだと再認識した劇でした。

繋がりのある場面設定、テーマを拘ってドラマの如く想像で繋がる歌、そしてリズム、柚希礼音さんも素晴しいけど、星組全体が素晴しい。 その時その時の組の力を感じます。
入り待ちの人に丁寧な応対、柚希礼音さんの姿勢を感じます。

夢咲ねねさんも好きです、2部最後の銀橋で二人でスポットを浴びる時の笑顔が好きです。
立ち見も一杯、でも今回も行きますよ・・・。

2011年6月1日水曜日

ニーチェ

ニーチェは、『神の死』と共に『永劫回帰』でも有名です。 生きると言う意味を表わす時、スピリチュアル的にも哲学的にもニーチェの考えは重要です。
 
『永劫回帰』は前提として、全ての世界は永遠に意味なく廻り続ける、目的も終焉もなくである。 そんな世界を肯定できるかを問い掛けているのですが、『至福の瞬間』を体験出来れば、この一瞬に全てを掛けて来た事も理解出来る・・・と権力への意志で書いています。

『至福の瞬間』とは、恐らくは『真実の愛』の体験ではないかと思います。
全てを失っても代え難い愛、そんな体験をすれば、生きる意味を理解出来る。 私の解釈ですが・・・。

確かに「愛」には、そんな力があるでしょう。
反面『絶望の一瞬』もある気がします。 地の底まで落ちて行く気分、暗く光なき世界、そんな一瞬もあるでしょう。

ニーチェは一度の体験で意味があるの解釈でしょうが、多くの人は至福の一瞬を再度体験出来るかを模索する気がします。もっと至福があるのではないかと。

ニーチェ自身は長い闘病生活、苦難で孤独な人生だったそうです。会えるものなら聴いてみたいですね、彼の至福の一瞬は彼に人生を最後まで支えたのか?