人に好かれるための一番の近道は何だと思いますか？
それは、「聞き上手」になることです。なぜなら、人は「自分の話を聞いてくれる人」が好きだからです。
そこで、聞き上手になるためのポイントを３つご紹介します。
① ８０：２０の法則
自分のしゃべっている時間を20％、相手のしゃべっている時間を80％とする法則です。つまり、自分が話していいのは20％まで、残りの80％は相手の話を聞くことに徹底するのです。聞き上手の人のほとんどが、会話中は聞く側に回っていることがわかっています。あなたも「楽しかった」と思う時は、自分がたくさんしゃべった時だったりしませんか？これからは「80：20の法則」にのっとり、人の話を聞くことに意識を向けてみませんか。
② 人の話を否定しない
人は意識していないと、自分の考えを人に押しつけたり、やたらに人を否定したくなりがちです。聞き上手な人は、相手の話を肯定することに徹底します。人は不思議なもので、自分の話を「いいですね」などあいづちをうちながら肯定的に聞いてくれると、楽しくなって、「この人とまた次も合って話したい」と思うものです。これをすれば、相手は間違いなく、あなたに好印象を抱くことでしょう。これからは、人に会ったら、相手を否定する習慣を捨てて、肯定的に対応するクセをつけてみましょう。
③ 議論をしないで共感する
聞き上手の人は、議論や口論をしません。なぜなら、多くの人が忘れがちな「共感」することに意識を向けているからです。たとえ、自分と違う意見を言われても、まずは「そうだよね」と「共感」して、それから自分の意見を「こう思うけれど、どうかな？」とやんわりとした表現で「提案」するのです。基本的に人は自分を否定する人が嫌いです。逆に自分の言ったことに同意してくれる人が好きなのです。
聞き上手になると、もちろんメリットもあります。
① 知識が増える
聞けば知識が増えます。人の話を聞くことで、学ぶことはたくさんあります。
② 相手が満足してくれる
人は話を聞いてもらうと、安心感や自尊心が満たされ自己満足することがわかっています。悩み事を相談されたときに、的確なアドバイスをしなくても、聞くだけで相手は満足します。なぜなら、相手はあなたに答えを求めていない場合が多いからなのです。すでに自分の中で答えは決まっていて、それを否定せずに聞いてもらえたことで、「あなたに解決してもらった」と感じて満足感を感じるのです。
③ 心を開いてくれやすい
聞くことで、あなたと相手との共通点を見つけることができます。相手の話を聞きながら、的確な質問をして話を盛り上げるのです。相手の話から共通点を見つけることもできるし、会話の流れで「それでは〇〇もお好きなんですか？」など自分の趣味について相手がどう思っているのか確認しながら、共通点を見つけていけるのです。人は自分と似た人を好きになる傾向があるので、共通点を見つけることで、心を開いてくれ、良好な関係を築くことができます。
④ 相手の人間性が分かる
人は「聞き上手」が相手だと、色々な話を次々としてしまう傾向があります。ときには気分よく話しているうちに、ふいに「本音」がでてしまうことも。それにより、相手の人間性を理解することができるのです。
最後に、聞き上手になるための方法をご紹介します。
① うなづく
② 相槌をうつ
③ 視線（相手を見る）
④ 質問する
⑤ メモをとる
いづれも、「あなたの話を聞いています」と態度に表すことですね。
くれぐれも、スマホやＴＶを見ながら聞いたり、相手の話を奪い取ったりすることのないようにしたいものです。
すぐに全部が出来るようにはなりませんが、出来そうなことから1つずつ試してみませんか。
